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目次
近年、美容医療の一つとして注目を集めるアートメイク。タトゥーとは異なる「医療行為」としての役割や、そのメリット・デメリットを理解することは、美しい素顔をかなえるうえで大切です。
本記事では、アートメイクの基本知識や施術方法、クリニック選びのポイントなどを総合的に解説します。施術を検討している方から、既に受けたことがある方まで、幅広く参考にしていただける内容です。施術の具体的な流れや注意点にも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
アートメイクとは
アートメイクとは、皮膚の浅い層に色素を注入し、半永久的に眉やリップなどの形や色を整える医療行為です。その特性やタトゥーとの違いを押さえておきましょう。
医療行為として位置づけられるアートメイクは、医師や看護師などの有資格者のみが行うことができる治療的な美容施術です。骨格や輪郭だけでなく、一人ひとりの肌質や表情筋の動きも考慮してデザインを組み立てるため、自然な仕上がりが期待できます。タトゥーとは違い、色素を表皮や真皮の浅い層に注入するため、褪色が進むにつれて数年で徐々に薄れていくのも特徴です。
近年では、3D・4Dと呼ばれる高度な技術が展開され、毛並みを再現したりパウダーのような質感を表現するなど、多彩なアレンジが可能になりました。これらの技術では、個人の骨格や眉の状態をチェックし、黄金比の考え方を応用したデザインを組み合わせることが多く、一人ひとりに合わせた美しさを追求できます。
タトゥーとの違い
タトゥーは皮膚の深い層に色素を入れるため、基本的にはほぼ永久的に残るのが特徴です。一方、アートメイクは真皮の浅い層に色素を入れるため、数年経つと少しずつ色が薄れていきます。これにより、デザインの変更を比較的しやすい反面、定期的なリタッチが必要になることも理解しておきましょう。
医療行為としてのアートメイクの位置づけ
アートメイクは医師または看護師など医療従事者が行う、れっきとした医療行為です。使用する器具や色素は安全面で厳重に管理され、施術後のリスク管理やアフターケアについても医療的視点で対応が行われます。美容目的だけでなく、抗がん剤治療後の外見ケアにも役立つなど、医療的メリットも大いに注目されています。
アートメイクを受けられないケース
妊娠中や授乳中の方、血液疾患や免疫関連の疾患をお持ちの方、アレルギー体質で色素に不安を抱える方は、医師の判断によって施術を断られる場合があります。安全を最優先する医療行為だからこそ、事前のカウンセリングで施術リスクをしっかり確認することが重要です。自身の体調や健康状態を正直に伝えることで、トラブルを未然に防ぎ、安心して施術を受けることができます。
アートメイクのメリット・デメリット
アートメイクには魅力的なメリットがある一方で、施術後のダウンタイムや修正の難しさなどのデメリットも理解しておく必要があります。
アートメイクを行うことで、朝のメイク時間が大幅に短縮でき、運動や汗をかく場面でも常に美しい状態を保つことができます。しかし一方で、施術後しばらくは赤みや違和感を感じる場合があり、自分の体質やライフスタイルに合ったケアが必要です。どちらの側面も正しく理解し、納得したうえで施術を検討することが大切です。
メリット:メイクの手間軽減や美しさの持続
眉やリップなど、毎朝整える手間がかかるパーツを常に美しい状態に保てるのは、大きなメリットです。とくに眉の形やアイラインが安定するため、メイク初心者でもバランスよく仕上がりやすくなります。また、プールやジムといった汗や水に触れるシーンでもメイク崩れの心配が少なく、日常生活のあらゆる場面で自信を持てる点が魅力的です。
デメリット:ダウンタイムや修正の難しさ
アートメイク直後は赤みや腫れが生じることがあり、完全に落ち着くまでに数日かかる場合があります。また、一度入れた色素を完全に取り除くことは難しく、修正にも専門のレーザー治療など時間と費用がかかることがあるので注意が必要です。事前にアートメイクの完成イメージをしっかりシミュレーションし、可能な限り失敗リスクを減らしておきましょう。
アートメイクの技術と施術方法
アートメイクには主に手彫りとマシン彫りの二種類の技法があり、仕上がりの質感や痛みの感じ方に違いがあります。
手作業で行われる手彫り(ハンドメイド)技法と、機械を用いて行うマシン彫り(機械彫り)技法では、施術者の技術や得意なデザインによって仕上がりが異なります。近年では、独自の毛並み表現を追求する「7Dストローク®」のような技術も登場し、より自然な立体感を出すことが可能になっています。自分の好みや目的に合わせて、最適な方法を選ぶことが大切です。
手彫り(ハンドメイド)技法
施術者が針を手動で動かし、丁寧に色素を入れていく技法です。細かいラインを描くのが得意で、一歩一歩の作業が繊細に行われるため、自然な毛並みの再現が期待できます。ただし、施術者の熟練度によって仕上がりが大きく変わるため、経験豊富な専門家を選ぶことが重要です。
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マシン彫り(機械彫り)技法
専用の機械を使用して、一定のリズムと速度で色素を入れていく方法です。施術時間を比較的短縮でき、仕上がりが均一になる利点があります。手彫りよりも痛みが少ないと感じる人もいますが、質感や細かな毛並み表現の面では手彫りに分があるという意見も多く、デザインの要望に合わせて選択することが望ましいでしょう。
アートメイクができる部位と特徴
眉やアイラインだけでなく、リップやヘアラインなど様々な部位に施術が可能です。それぞれの特徴を理解し、自分に合った施術部位を選択しましょう。
アートメイクの対象部位は、最も一般的な眉やアイラインから、リップやヘアライン、さらにはポイントとしてのほくろなど非常に多岐にわたります。部位によってデザインや施術時の痛み、ダウンタイムも異なるため、施術前に各部位の特性を把握しておくことが大切です。近年ではパラメディカル分野にも活用され、乳がん術後の乳輪再建などにも応用されています。
眉アートメイク
黄金比をベースに、骨格や輪郭、表情筋の動きを考慮してデザインを仕上げる施術です。自眉の状態が薄い、左右差が大きい方でも、プロの目線から立体感や毛並みを再現する技術が活用されるため、自然な仕上がりが期待できます。マスカラや眉ペンを使わなくなることで、メイクの手間を大幅に削減できるのもメリットです。
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アイラインアートメイク
まつげの生え際に色素を注入し、目元をより大きく、印象的に見せる施術です。自然に目力をアップさせたい方から、はっきりとしたラインで意志の強さを表現したい方まで、好みに合わせてデザインを選べます。ビューラーやアイラインが苦手な方や、化粧崩れが気になる場面でも安定した美しさを保てるのが大きな利点です。
リップアートメイク
唇の輪郭や色素を理想的な状態に近づけるためのアートメイクです。唇の血色を補正するだけでなく、厚みを出したり形を整えたりすることで、より魅力的な表情をつくり出します。ナチュラルな色合いから鮮やかなトーンまで選べるため、メイクの方向性や好みに応じて仕上がりを調整できるのも特徴です。
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ヘアライン・頭皮(SMPや生え際)
ヘアラインをデザインし直すことで、生え際の後退をカバーしたり頭皮を目立たなくしたりする施術です。小顔効果を狙いたい方や、薄毛のカムフラージュをしたい方に人気があります。最近ではSMPと呼ばれる専門的な技法も進化しており、髪の毛が生え揃っているような自然な立体感を実現することが可能です。
ほくろ・涙袋などポイント施術
顔の印象を大きく左右するほくろや涙袋のアートメイクも存在します。小さなポイントながら、配置や濃さによって大きく雰囲気が変わるため、デザインには慎重さが求められます。もともとあるほくろの形を活かすケースや、新たに魅力的なほくろを追加するケースなど、自分の理想に合わせた多彩なアレンジが可能です。
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痛み・ダウンタイム・持続期間
アートメイクは医療行為だけに、痛みが心配な方も多いかもしれません。麻酔や術後の注意点、施術の持続期間などを把握しておきましょう。
痛みやダウンタイムの感じ方は個人差がありますが、一般的には麻酔クリームなどを使用するため、日常生活に支障が出るほど強い痛みが続くケースは稀です。施術後は赤みや軽い腫れが出る場合があり、完全に落ち着くまで数日かかることもあります。施術を長持ちさせるためにも、術後のアフターケアを丁寧に行うことが重要です。
施術時の痛みと対処法
施術では局所麻酔や麻酔クリームを使用するため、痛みは大きく軽減されます。ただし、痛みに弱い方は施術者と相談し、追加の麻酔方法や休憩を取りながら進めることも可能です。万が一強い痛みが出た場合には無理せず施術を中断し、医療従事者の指示を仰ぐようにしましょう。
ダウンタイム中の注意点
施術直後は患部に赤みや腫れが出やすく、強いこすり洗いは避けるべきです。また、メイクや入浴は過度に行わないよう注意し、患部を清潔かつ乾燥しすぎない状態で保つことが大切です。万一感染症のリスクなどが懸念される場合には、早めにクリニックへ相談して適切な処置を受けましょう。
アートメイクの持続期間
アートメイクの色素は皮膚の浅い層に留まるため、約1〜3年程度で徐々に薄れていきます。ライフスタイルや紫外線の影響、個人の新陳代謝によっても持続期間が異なるため、定期的にリタッチを受けるかどうかは各自の希望や変化に合わせて決めると良いでしょう。季節や肌質を考慮しながらケアを行うことで、より長く美しい状態を保つことができます。
アートメイクの料金相場と費用の内訳
施術部位やクリニックによって値段が変わるアートメイク。施術費用や追加料金の内訳を理解して予算を立てましょう。
アートメイクの費用は、部位や用いる技法、施術回数などによって大きく変動します。一般的には眉・アイライン・リップなどメジャーな部位であれば、1回あたり数万円から数十万円程度の範囲が目安です。リタッチ費用や麻酔代、カウンセリング料金などが別途かかるケースも多いため、事前に見積もりをチェックしておくことが重要です。
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施術前・施術後の準備とアフターケア
アートメイクの効果を最大限引き出すには、適切な準備とアフターケアが不可欠です。カウンセリングや術後の注意点について確認しましょう。
施術前には自分がどのような仕上がりを望むのか、カラーや形の希望を具体的にまとめてクリニックで相談することが大切です。施術後は、ダウンタイム中のケアや紫外線対策を行うなど、アフターケアを丁寧に実施すると色素の定着や持ちに良い影響を与えます。自分の肌質や生活スタイルを踏まえた上で、最適なケア方法を選びましょう。
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事前カウンセリングのポイント
カウンセリングでは施術後のデザインやカラーを詳しく確認し、リスクやダウンタイムの説明を受けることが大切です。施術者との相性も重要なため、疑問や不安に思うことは遠慮せず質問しましょう。医療行為ならではの制限や注意事項もあるため、納得いくまで時間をかけてカウンセリングを行うことをおすすめします。
施術後のアフターケアと修正対応
施術部位の保湿や紫外線対策を行いながら、赤みや腫れが長引く場合は早めにクリニックに相談してください。色の定着具合には個人差があるため、必要に応じてリタッチを行うことで理想的な仕上がりを維持できます。もし不具合が生じた場合も、保険や保証制度があるクリニックなら安心してサポートを受けられるでしょう。
クリニック・施術者を選ぶ際のチェックポイント
アートメイクは安全性の高い医療行為を提供できるクリニックや施術者選びが重要です。見るべきポイントを押さえましょう。
安全かつ満足度の高いアートメイクを受けるためには、施術者の経験や実績、カウンセリングの丁寧さ、衛生管理体制などをしっかり確認することが必要です。SNSや口コミサイトなどで症例写真や体験談をあらかじめチェックしておくのも有効ですが、予約前に直接クリニックへ問い合わせてみると、より正確な情報を得られます。
医療安全体制や実績の確認
医療免許のチェックはもちろんのこと、施術に使う針や色素の使い捨てや滅菌が徹底されているかを確認しましょう。症例数や実績が多いクリニックは経験豊富であり、あらゆるケースに柔軟に対応しやすい傾向があります。安全面と実績の両面をバランス良く見極めることで、安心して施術を受けられるはずです。
カウンセリング内容と施術スタイル
カウンセリングでは、施術者や医師が患者の要望をきちんとヒアリングし、デザインの提案やリスク説明を丁寧に行うかどうかがポイントです。施術スタイルについては、手彫りかマシン彫りか、どのような技法に強みがあるのかを確認して、自分が理想とする仕上がりに合った施術法を選ぶと良いでしょう。
アフターケアと保証プランの有無
アートメイク施術後に万が一トラブルが起きた場合、保証やアフターケア体制がしっかりしているクリニックは心強い存在です。定期的なリタッチプランや色の修正に関するサービスが充実しているかどうかも判断基準となります。長期的な安心を得るためにも、アフターケアや保証プランの有無は事前にチェックしましょう。
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よくある質問(Q&A)
アートメイクに関して、よく寄せられる疑問に回答します。施術前の不安を解消しましょう。
アートメイクの施術に対する疑問点は、健康面から仕上がりのイメージに至るまで多岐にわたります。よくある質問への回答をあらかじめ知っておくと、カウンセリング時の質問もしやすくなり、より安心して施術に臨むことができます。
仕上がりのイメージと修正可能性
カウンセリング時にデザインやカラーをしっかりと打ち合わせ、施術後のリタッチで微調整を施すことで、満足度の高い仕上がりが目指せます。一方、完全に色を除去するのは難しく、医療レーザーでも完全には消せない場合があります。しかし技術の進歩により、色素を薄くしたり他のカラーでカバーしたりする方法も増えているため、あきらめずに相談してみると良いでしょう。
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3d rendering mri scan machine or magnetic resonance imaging scan device
MRI検査への影響はある?
アートメイクの色素に金属成分が含まれることもありますが、近年使用されている色素の多くはMRI検査に大きな悪影響を与えにくいと言われています。ただし検査前には医療機関へアートメイクの有無を伝え、事前に確認を取ると安心です。特殊な色素を使用している場合は、検査方法を工夫してもらうことも可能です。
メディカルエピレーションクリニック心斎橋院
大阪エリアでアートメイクを検討中の方に人気のクリニック。その施術内容や評判をチェックしましょう。
地域密着型のクリニックとして、多くの実績を持つメディカルエピレーションクリニック心斎橋院では、高水準のアートメイク施術が行われています。医療従事者が常駐しており、カウンセリングや施術のクオリティに定評があります。口コミを中心に、ナチュラルかつ美しい仕上がりと、施術後のフォロー体制に好評の声が相次いでいる点が特徴的です。
メディカルエピレーションクリニック心斎橋院のアートメイク
眉やリップ、アイラインなど、多様な部位のアートメイクを医療の視点から安全にサポートしています。施術前には細かなヒアリングとデザイン確認を行い、痛み対策やアフターケアまで一貫してサポートしてもらえるのが強みです。高品質な色素や手技に加え、必要に応じた追加施術やリタッチも行うため、納得のいく仕上がりを追求できます。
アートメイクにおける、デザインは最も重要です。まずはそのクリニックのデザイン力を見極める事と、本当にそのデザインでアートメイクを入れて良いのか見極める事が大切です。メディカルエピレーションクリニック心斎橋院では、最初にアイブロウWAX・アイブロウリフトの技術にて、デザインだけを提供する事ができます。
アートメイクを入れる前に、一定期間そのデザインで過ごす事で「 顔なじみ 」をお試しいただく事が可能です。リスクを最大限回避する事が可能です。
アイブロウWAX orアイブロウリフト : 6,600円
アイブロウWAX +アイブロウリフト : 8,800円
メディカルエピレーションクリニック心斎橋院のアートメイクの評判
口コミでは、自然な色合いと毛並み表現に対し、高く評価される声が目立ちます。また、施術後に細かな調整が必要となった場合でもスムーズな対応が期待できるため、アートメイク初心者にも安心です。スタッフの丁寧なカウンセリングや衛生管理の徹底など、医療機関ならではの安心感が人気の理由となっています。
まとめ・総括
本記事ではアートメイクの基礎知識からクリニック選びのポイントまで、幅広く紹介しました。魅力とリスクを理解し、自分に合った最適な施術を受けましょう。
アートメイクは、美容と医療の双方の視点を兼ね備えた施術であり、メリットが大きい一方で、デメリットやリスクも存在します。費用やダウンタイム、修正の難しさも踏まえて総合的に検討し、信頼できるクリニックや施術者を選ぶことが重要です。自分のライフスタイルや美意識に合ったデザインを追求し、納得した形でアートメイクを取り入れてみてください。
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1975年金沢大学医学部卒業後、放射線科、外科、小児外科を経て、1989年に小児外科医長。2000年主任部長就任後、米国留学や大学教授など歴任。2021年にクリニック開業。
REASON 選ばれる理由
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Googleクチコミ★4.8!
メディクリは、通っていただいているお客様にこそ、信頼されるクリニックにこだわります。既存のお客様に支えられています。
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繰り返し通える、
「納得できる価格」をご提供メディクリは、「通いやすい“行きつけクリニック”」を目指し、価格設定にこだわります。
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最新医療承認機をラインナップ
メディクリは、最新版の医療承認機を取り揃え、その台数も地域最大数レベルです。”予約が取れる”にこだわります。
(左)PicoWay(中央)GentleMax Pro Plus
(右)TRI-BEAM
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エピレーションクリニック
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